関東エリア店舗 チーフ
2014年、新卒でコーナンに入社。最初に配属された店舗では、1年半の塗料・作業用品売場担当を経験し、港北インター店に異動。2018年4月、チーフに昇進し、日用品・飲料・台所用品・医薬品・レジャー売り場のグループ長を務める。
販売数字に直結する、売り場づくりの工夫がやりがいの源に。
高校時代、スーパーマーケットのアルバイトで、お客様に売り場を聞かれてご案内した時にお礼を言われてうれしかったのが原体験です。ですから今もお客様とのコミュニケーションで喜びを感じることが多く、時にはお叱りを受けるようなことも含めて、自分が成長できる機会をいただけていると実感します。
接客販売業の中でもホームセンターで働く面白さは、売り場づくりですね。コーナンでは、チェーンストアなので展示にもある程度の決まりはありますが、基本的には担当者の現場裁量が大きいのです。特に、今メインで担当している日用品は、売り場の作りこみ方が商品の売れ行きに大きく影響するもの。お取引様10社ほどから常に情報をいただいて、最近注目の商品やSNSでの評判などを考慮し、どの商品をどのように展示して打ち出していくか、決めていきます。各商品の動きは日々実感もできますが、データとしては1週間単位で明らかになるので、売り場改善の成績も明確です。週に1点しか売れていなかったものが10点売れたとなれば、着実に自信となるわけです。
最近、手応えを感じた例が、浴槽用クリーナーです。1つ980円と高価格帯の商品で、従来は仕入れ数自体さほど多くはなかったのですが、その洗浄効果が本物志向の方に評判だと聞き、展示改善に踏み切ったのです。目立つ位置でライティングを施し、商品紹介動画も流すと、お客様が足を止めてくださるようになりました。結果的に10倍もの売上を達成でき、自分でも満足のいく経験となりました。
他店まで足を運んで情報収集、お客様との対話からも商品知識が身に付けられる。
商品によってどういう展示で売れるのかは異なりますし、日用品などの消耗品と家電などの耐久商品とでも違うもの。売り場ごとの販売数における合格点もそれぞれですから、いろんな商品、売り場で経験を積んでいきたいですね。たとえば、インテリア・家具もホームセンターでは重要な売り場なので、やってみたいです。
コーナンでは売り場部門ごとの勉強会が定期的に開催されていて、他の店舗での売り場事例を学ぶ機会となっています。また、自分はもともとホームセンターめぐりが趣味なので、他社も含めてよく足を運んでいます。そこで気になる商品やディスプレイ法、展示のツールなどあれば、すぐにお取引様に相談するのです。そうやって日頃から情報収集して、いろんな商品を知っておくことは大切です。知っていないとお客様に説明もできません。消費者と販売側、両方の目線が必要ですね。
最近考えているのは、コーナンオリジナルのPB(プライベートブランド)商品の販促で、売り場におけるPB商品構成比を上げられるよう、工夫をしています。この仕事の面白さはやはり、売り場の作りこみがすぐ販売数字に表れ、反応が如実に感じられることですね。また、売り場が良くなればお客様もお買い物がしやすくなり、ご満足いただける好循環が生まれます。 ホームセンターのお客様は、一般の方から施工業者などの専門職の方までさまざまです。なかでも、お仕事で使う材料を探しに来られる専門職のお客様は知識も豊富で、とても勉強になります。そうやってお話して得られた知識は忘れません。自分でカタログを読み込むよりも、会話したことのほうが深く刻まれるんですね。ありがたいことですし、これも小売業、なかでもホームセンターならではの醍醐味でしょう。
上司や仲間の温かい視線があるから、つらい時にもがんばれる。
コーナンのよいところは、従業員同士の距離が近く、上司にも意見を言いやすい雰囲気があることです。たとえば、他店の運用ルールを聞いてきて取り入れたいなどと思えば、仕事の合間に「ちょっといいですか」と店長や主任に声を掛けることが日常的にできるのです。基本的に否定はされませんし、「そのためにはどうすればよい？」などと言われたりして、自分なりに具体策を考えてみます。そうして導入したやり方がうまくいけば、自信になります。そうした積み重ねで、自身の成長も感じられます。
店長も主任も、そういう様子をよく見ていて、しっかりと評価してくれています。入社前のホームセンターのイメージは、マニュアルや指示に沿って手を動かしていくものと思っていましたが、コーナンでは違いました。自分でいろいろ考えて作っていける裁量がとても大きいのです。
私たちの世代は、せっかく就職しても1年2年ですぐ辞めてしまう人も少なくありません。でも、仕事をしていれば、つらい思いをすることはあるものです。人が成長するには、ある程度苦しみもがくことも必要なのかもしれませんね。自分は、上司のフォローがあって、今ここまで来られています。これからは自分が、新たに入ってくる仲間に対して、手を差し伸べる番ですね。向上心のある方と、ぜひ一緒に働きたいです。提案が通る環境ですから、何事にも積極的な人はやりがいをとても感じられることでしょう。自分も負けずにがんばって、ともに良いお店を作っていきたいです。
経験職種
・塗料・作業用品部門 売場担当
・日用品、飲料、台所用品、医薬品、レジャー売場といった
複数の売場を管理するグループ長
